不動産業と一口にいっても、仲介から賃貸、分譲や開発、さらに証券化に至るまで、それぞれ専門性があって、そろぞれの企業が得意分野を持っています。
満足や信用できる、そうした選び方をしたいのならこうした専門会社を選びますが、一方で、これらの業種をすべて賄う総合不動産会社があるのを一般の人はあまり知らないのではないでしょうか。
不動産開発を事業の中心に据えていて、分譲したり、自社で保有し、ときに証券化を交えてより高い利益を生み出すのです。
プロデュース会社の異名も持ち、住宅・オフィスビル・リゾートホテルなどから、最近では海外の不動産も視野に入れたビジネス展開も行っています。
総合不動産会社も、おおまかに3つに分類されています。
売上高1位の総合デベロッパーは旧財閥系といわれており、商業施設、オフィスビルなどの開発、都心部に多くのオフィスビルを保有しています。
金融系では、マンション分譲に強いことが伺い知れますし、沿線を中心にニュータウンやマンション開発に強みを持つのは電鉄系です。
電鉄系は賃貸仲介にも強く、同時に鉄道利用者も増加させるという、盤石の収益体制を構築しています。